大豆と女性ホルモン

こんにちは。

Ropheです。

2020年もあっという間に1か月過ぎました。

今日は節分。旧暦で言うと大晦日です。

鬼を追い出して福を呼び込む節分。

豆まきでは大豆を撒きますが、皆さんのお家では撒きましたでしょうか？！

そして、歳の数だけ大豆を食べる。

小さい頃は大人はいっぱい食べれていいなーと思っていたけれど、

大人になったら、そんなに食べれないよ！となりますね（笑）

そんな大豆ですが、大豆に含まれるイソフラボンという成分は有名ですね。

この大豆イソフラボン、どんな働きをしてくれるのか、なんで女性にいいと言われるのか、

改めてお話ししたいと思います。

 

大豆イソフラボンは、女性ホルモンと呼ばれる中でも「エストロゲン」と似た働きをしてくれます。

では、エストロゲンって身体でどんな働きをしてくれるの？

エストロゲンは

・子宮内膜を厚くして受精卵の着床準備をする。

　これは、皆さんもよくご存じだと思います。エストロゲンともう一つの女性ホルモン「プロゲステロン」

　の働きによって、月経がありますよね。

・女性らしい身体をつくる。

　こちらも女性の皆さんは第2次成長期に体感しているのではないでしょうか？

　性器や乳房が発育して、子供を産むための準備をします。

　この時に女性特有の「丸みのある体つき」へ成長します。これは、妊娠した時に胎児を守るために

　皮下脂肪が厚くなるからです。

　「女性が太りやすい」「皮下脂肪が厚い」と言われる身体になるのは脳からそのような指令

　（ホルモン）が出ているからなんですね。

・自律神経を安定させる

　こちらの働きは普段は気にならないかもしれません。

　更年期になり、不足してくると冷えやほてり、頭痛、寝汗、動悸、便秘、下痢、関節痛、頻尿、

　イライラ、耳鳴り、不眠、記憶力下減退、物忘れ、抑うつ、蟻走感（ムズムズする）など様々な

　症状が出ます。

このほかに、骨からカルシウム溶け出すのを防いだり、お肌の潤いを保ったり、血管を丈夫にしてくれたりと

様々な働きをしてくれています。

また、太る働きばかりと思われがちなエストロゲンですが、コレステロールの

代謝を促進する働きもあります。

ですので閉経後は女性の高脂血症が増える傾向があります。

女性に大切なエストロゲンですが、実は男性にも大切な働きをしてくれています。

女性ホルモンの代表、エストロゲンって男性にもあるの？？と思われる方も

いらっしゃるかもしれませんがあります！！

女性の場合は卵巣から分泌されるエストロゲンですが、

男性の場合は精巣でつくられる代表的な男性ホルモンであるテストステロンが、

脂肪組織や筋肉でエストロゲンに転換されます。

男性の性欲がない、勃起しないなどは男性ホルモンのテストステロンの減少が原因と考えられていましたが、

米マサチューセッツ総合病院（Massachusetts General Hospital）での研究で、

性機能面ではエストロゲンの欠乏で性欲の減退が現れ、テストステロンの減少で勃起機能に障害が生じる

という研究結果が出たそうです。

ちなみにもちろん女性にも男性ホルモンは存在していて、女性の場合は一般的に閉経後に女性ホルモンが

低下して、相対的に男性ホルモンが優位になると性欲が増す傾向があるそうです。

何事もバランスが大切なんですね。

体内で産生されるエストロゲンと似た構造を持つ大豆イソフラボンですが、

あくまで「補助」ですのでホルモンを産生しやすい環境を作ることも大切です。

その為には

・「ゴールデンタイム」や「シンデレラタイム」と呼ばれる午後10時から午前2時にしっかり睡眠をとる

　（ホルモンが分泌されやすいといわれています。）

・身体を温める。

　特に湯船につかるとリラックスして自律神経の働きも整います。

　また全身の血流（筋肉、内臓も含めて）が良くなり、ホルモンの分泌も活発になります。

東洋医学でも、「更年期」「ホルモン」という言葉は無くても、陰と陽のバランスが崩れて色々な症状が

でることがわかっていたようで、そんな言葉ができる前から、様々な治療法や

原因に対するアプローチがあります。

突然の頭痛、不眠、耳鳴りやめまい。便秘、下痢など、病院に行くほどじゃないけどなーという

ちょっと気になる不調などありましたら、ご相談ください。

一緒にお身体の悩みを解決しましょう

こんな症状でもいいのかな？と思われる方は一度、メールまたは電話でお問い合わせください。

REYKO

 

＜参考＞

https://www.afpbb.com/articles/-/2967821